目的
一般社団法人 日本金融・証券計量・工学学会(JAFEE = The Japanese Association of Financial Econometrics and Engineering)は、広い意味での金融資産価格や実務の金融的意思決定に関わる実証的領域を研究対象とし、産学官にわたる多くの研究者および分析者が、自由闊達な意見交換、情報交換、研究交流および研究発表を行うための学術的組織として1993年4月に設立されました。また、学術団体としての更なる発展を目指し、当学会の組織をより強固なものとするとともに、アカデミック分野のみならず広く実務家の皆様からのより一層の信頼を得ることを目的として、当学会を任意団体から2017年7月に一般社団法人に移行いたしました。
本学会は設立以来、時代のながれに即した
─ フィナンシャル・エンジニアリング
─ インベストメント・テクノロジー
─ クウォンツ
─ 理財工学
─ ポートフォリオ計量分析
─ ALM
─ アセット・アロケーション
─ 派生証券分析
─ ファンダメンタルズ分析
等の領域について自由に討論できる場を提供するとともに、これらの一層発展させ、国内の研究水準を国際的水準に高めることを目標としております。
本学会は日本学術会議の協力学術研究団体に指定されました(令和2年2月27日付)。
この指定により、日本学術会議から、各種会議開催についてのニュースメール等の配信、会議の共催や後援などが行われます。
本学会は特許庁の指定する学術団体としての認可を受けています。これにより、会員の方々が本学会の大会で発表される貴重な論文が、特許法第30条の観点から保護されることになりました。
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特色
産学官にわたる多くの研究者が本学会員の会員となっています。その中でも特に実務関係者の比率が高く、個人会員全体の5割強を占めています。
これは本学会が対象とする領域が金融実務において非常に強い関心を寄せられている分野であり、なおかつ研究活動も盛んであることを示しています。また本学会の運営においても、評議員は原則として学術関係者から10名、産業界および官界から10名選出することになっており、産学官のバランスがとれた組織運営がなされています。
それぞれの参加者がそれぞれの立場で培った知識と経験とアイデアを持ち寄り、自由な立場から議論を行うことによって、学術関係者主導の学会からは生まれにくい新しい発想の提案や有益な意見交換がなされています。